第7回大腸ステント安全手技研究会 学術集会(平成30年11月2日開催)

第7回大腸ステント安全手技研究会 学術集会

JDDW2018の会期中にもかかわらず、多くの方に参加を頂き、盛会の中無事に終了することができました。

COBRA trialの進捗状況とともに、CODOMO studyや今後の研究などの報告をいたしました。私が担当しましたCODOMO studyでは、現状では標準治療と位置づけられる人工肛門造設による減圧を含めた緊急手術と比較して、大腸ステントによる”Bridge to Surgery”が3年無再発生存率において有意差がないことを報告することができました。研究に参加していただきました先生方に感謝いたします。

一般演題として、19題の発表を頂きました。非常に興味ある演題ばかりで有意義な討論ができました。討論の時間を長く取るべきであったと反省しております。

大腸ステントの有用性については、多くの先生方に認識されるようになりました。今後は本研究会が、留置から予後まで、確かな根拠に基づいた大腸ステントの有用性を発信できればと願っております。ご参加いただきました皆様、運営をお手伝いいただいた方々に心より感謝申し上げます。


第7回大腸ステント安全手技研究会 学術集会 当番世話人 遠藤 俊吾



学術集会参加者:112名